にちにちメモ

天文系大学院生のブログ。日々の生活の中で忘れがちなこと/忘れたくないことをメモ。

画像上でPSFが変化するときのPSF測光

(keywords -- psf, spatial variation)

irafでPSF測光していたが、測光の正確性に場所による依存性があった。

PSFが画像上の位置によって異なっていたためであったが、

その場合の測光方法を忘れないようにメモ。

 

1. psfmeasure

イメージにおけるPSFのFWHM変化の様子を見る。

> psfmeasure image (imagecur) (wcs) (...)

  •  image -> PSF変化を調べたい画像(リストも可)
  •  imagecur -> デフォルトではインタラクティブに星を選んで
    FWHMを調べられるようになっている。
    手作業で選ぶのではなく、星の位置を記したリストがある場合には、
    image="filename"のように指定。
    ファイル内に"q"があるとそこでその画像の計算は終えて
    その次の行にある星データは次の画像のものと判断される。
  • wcs -> imagecurで選んだリストに書かれた星位置の座標の「種類」。
    logical, physical, worldの3つから選べる。

 

2. psf

PSF測光をする。

> psf image ... varorder=(1 or 2)

(psfコマンドについて、詳しくはiraf helpを参照。いつかここにも書く?

  • varorder -> PSFの変化をどのオーダーまで考えるかの設定。
    -1: PSFは関数(Gaussian, Moffatなど)によって完全に表されるものとする。
    0: PSFは関数+補正項(フィッティング時の誤差から計算)で表される。
    1: PSFの変化を1次のオーダーまで求める。
     (おそらく)各パラメータが
     (mean) + (coeff_1)*x + (coeff_2)*y
     のように表されるのだと思っている。(x, yは画像上の位置)
    2: PSFの変化を2次のオーダーまで求める。
     上と同様に
     (mean) + (coeff_1)*x + (coeff_2)*y + (coeff_3)*x^2 + (coeff_4)*y^2 + (coeff_5)*xy
     となるはず。